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教授からのご挨拶

臨床栄養学は2021年9月に開設された全く新しいコンセプトの診療科です。栄養学は、未病(病気の発症前)から病気の進んだ時期までを扱い、診療領域も非常に幅広い分野です。またその患者の病態を理解していないと適切な栄養療法、薬物療法を行うことができません。そのため、基礎研究や臨床研究により“病態把握のスキル”を学ぶ必要があります。藤田医科大学は基礎研究については併設の研究施設が充実していること、臨床研究についても全国的に著名な臨床医が多数在籍されていることに加えて、病床数が日本有数の施設であるといった恵まれた条件下にあり、教育環境としては申し分ないと思います。
私はこれまで前職で多くの大学院生の学位指導に携わってきました。本講座は大学院でもあり、また医師だけでなく、医療スタッフにも大学院進学の門戸は開かれています。学位取得とともに新たな栄養学のエビデンス構築に参画しませんか?
画一的な治療でなく、病態に即した個別化医療を行いたいという意欲のある、医師、管理栄養士、薬剤師、看護師の方々の参加をお待ちいたします。

略歴

1993年に大阪大学医学部を卒業し、大阪大学医学部附属病院、市立豊中病院での研修の後、大阪大学旧第2内科(松澤佑次教授)に入局し、1996年から大阪大学大学院医学系研究科 内科学で糖尿病研究に従事し、学位を修了しました。卒業後は、2002年からテキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター 生化学 Kosaku Uyeda教授のご指導の元で、グルコース活性化転写因子であるCarbohydrate response element binding protein(ChREBP)の生活習慣病発症における意義を研究しました。2004年に帰国後、群馬大学生体調節研究所(武田純教授)、その後2009年から岐阜大学内分泌代謝糖尿病学(武田純教授、矢部大介教授)にて臨床、教育、研究に従事し、糖質摂取と生活習慣病発症の分子メカニズムを研究してきました。

所属学会、専門医、編集委員等

(資格)

日本内科学会 研修指導医/総合内科専門医

日本糖尿病学会 研修指導医/専門医

日本内分泌学会 評議員/研修指導医/専門医

日本病態栄養学会 学術評議員/研修指導医/専門医

日本糖尿病協会 療養指導医

米国糖尿病学会 会員

日本医師会 認定産業医

(編集委員)

Nutrients Associate Editor (2019年11月 - 現在)

Frontiers in Endocrinology, Associate Editor (2019年11月 - 現在)

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